Jimmy Cliff
He is a real messenger of peace.
彼はこの映画の冒頭で「もしジャマイカに来たら家や身なりをみただけで人を判断しないでくれ、人々の心をみて欲しい、レゲエは心だ」と語る。
そこから映画「ボンゴ・マン」が始まる。
ジャマイカのキングストン市にあるトレンチタウン居住者の大半は貧しく治安も劣悪でガイドブックにも「間違っても近寄るべきではない!」と書かれている。しかし、ジミークリフを始め、多くのレゲエミュージシャンがここを活動の拠点としていた。
彼は現実を見つめ、自分と向かいながら力強く歌う。
「超えなければならない河が沢山ある。
だけど僕には向こう岸にたどり着く道が見つかりそうにない」
と"Many Rivers to Cross"で歌う。
僕も1978年にStuffのメンバーとレコーディングをした"Harder they Come"では「権力者が民衆に抑圧をかければかける程、彼らは滅びてゆくだろう」と歌う。
"レゲエの希望はアフリカから始まり全ての民族の復興を願い続けている、そして君の元にも届いて欲しい"と歌う!
ジミークリフこそが真の平和のメッセンジャーだと思う。